ミニマルな生き方から見えてくるもの

英国の「しまむら」的存在、PRIMARK(プライマーク)。

CIMG8410プライマークはイギリスで人気のファストファッションブランド。 ウェアはもちろん、シューズ、バッグ、日用雑貨まで揃います。 いわば英国版「しまむら」。アメリカで言えば「フォーエバー21」。

1969 年アイルランドのダブリンにて最初のショップがオープン。 アイルランドでの成功を経て、70 年代にイギリスに進出。 90 年代までには両国に約 60 のショップを構えるまでに成長しました。 拠点をイギリスに移し、2000 年代以降はスペイン、ドイツ、オランダなど欧州各国に進出。 今では欧州で 250 以上の店舗を展開する人気ブランドになっています。 日本にはまだ上陸していないのが残念。

CIMG8591オックスフォード・ストリートに旗艦店をオープンしたのが 2007 年。
店内は、いつ行ってもセール中のような大賑わいだそうです。

こちらのショップは 1階にレディスウエア、ランジェリー、ホームウエア、靴下類など。 2階にメンズ、キッズ、ファッショングッズ、インテリア関連など。

このお店では、ほとんどのアイテムが£10ぐらい。 レディス・メンズともにスーツの上着が£30ですが、 これがプライマークの上限金額のようです。 Y シャツは£5ぐらいで、特筆すべきは、ネクタイが£1で買えるところ!

革靴が£11、帽子や手袋など小物が£1~2、靴が£6~18、 ジーンズが£15、シャツが£3~6といった感じ。 その他、ちょっとおしゃれなレディスのブラウスやジャケットも£5~10で買えます。 キッズファッションはほぼ£6以内。

CIMG8591_2リーズナブルに買える分、生地がペラペラであったり、 とても品質がいいとは言えませんが、 トレンド・アイテムをワンシーズンだけ楽しみたい場合にはぴったり。 すぐに着られなくなるキッズアイテムが安く手に入るのも魅力です。

日曜日の夕方ともなると店内はかなり混雑するようです。 レジの前にはお客さんが常に30人近く並んでいる場合も珍しくないとか。 今回、ロンドンの物価の高さを痛感した私にとってもプライマークの人気は頷けます。

プライマークの店内には目のつくところに 「私たちは常にプライマークの製品を生産している工場の労働者の労働環境の改善を試みています。」といったスローガン。 プライマークの製品はすべて海外(インド、中国、ベトナム、バングラデッシュ、トルコなど)で生産され ているのですが、これら海外の工場で働く人々の権利を尊重しているという 企業の姿勢をアピールしているようです。 また、労働者の権利・生活環境の向上、女性の権利の向上などのために、 具体的にどのようなことをやっているかもオープンにしています。 プライマークの企業理念に
「従業員の権利を保証し、尊重することが、会社が成長を続けるための鍵」があり、 それをつねにユーザーにもアピールしている点が興味深いな、と思いました。

●RRIMARK Oxford street ( プライマーク オックスフォード・ストリート ) 住所:499 Oxford Stree, London, W1C 2QQ URL:http://www.primark.co.uk/ 電話:020 7495 0420

営業時間:8:30 ~ 22:00、土曜 8:30 ~ 21:00、日曜 12:00 ~ 18:00 アクセス:Central Line・Marble Arch 駅から徒歩約5分